大人の精神疾患の診断も非常に困難ですが、それ以上に困難を極めるのが、子どもの精神疾患、特に発達障害です。
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大人の精神疾患の診断も非常に困難ですが、それ以上に困難を極めるのが、子どもの精神疾患、特に発達障害です。 アメリカ精神医学会の『精神疾患の分類と診断の手引き』DSM?4では、「精神遅滞」「学習障害」「運動能力障害」「コミュニケーション障害」などと並び、「公汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害と同義で用いられます)」という大分類を設け、そのなかの下位分類として、1.「自閉性障害(自閉症と同義)」、2.「アスペルガー障害(アスペルガー症候群と同義)」、3.「レット障害」、4.「小児期崩壊性障害」、5.「特定不能の公汎性発達障害」を設けています。
このうち、「自閉性障害(自閉症)」は、「公汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)」のなかで最も典型的なものですが、その症状や程度には幅があることから、特に高機能をもつものは「高機能自閉症」と呼ばれます。 「高機能自閉症」と「アスペルガー障害(アスペルガー症候群)」とを合わせて、「高機能自閉症スペクトラム障害」と呼びます。自閉症スペクトラム障害(公汎性発達障害)があるお子さんたちのうち、3分の2から4分の3は、「高機能」、つまり正常な知識とかなり優れた言語使用(表出言語)能力をもつお子さんたちです。 彼らは、ある特定の事柄にこだわりをもち、そのこだわった事柄については「学者並み」の知識と記憶力をもつことがあります。したがって、学校で通常学級に包含するのにはまったく問題ないとはいわないまでも、始から不可能であると締め出してしまうことに現在、疑問の声があがっています。
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